最近、どういうわけか有孔ボードのポテンシャルを試したい欲求が高まってます。有孔ボードは、よく工具を壁一面に飾りつつ保管するのに使ってます。フックで止めることが多いのだけど、吊り下げ型だとしまい方が限定的になるんですよね。

工具類の多くは磁石で止まるものが多い。ならば、有孔ボードの穴にさせる磁石があれば、もっと自由に工具類を有孔ボード上にレイアウトできるのでは？と思って調べてみたところ、まだ世の中には存在しない模様。

早速3Dプリンターで形状を試作してみました。シイタケの原木栽培で使う、「種駒（たねごま）」みたいな形状にしてみました。これにマグネットを埋め込んで完成。名付けて「マグネット・マッシュルーム」。

マグネット・マッシュルームは、有孔ボードの穴に押し込んで使用します。返しがあるわけではないけれど、摩擦でキープできる仕組み。複数箇所をパチっとマグネットで止めることで、工具なども安定して保持できます。

Fabスペースや工作室などの工具エリアにはもちろんのこと、モノの位置決めに活用するのも良さそう。

ちなみにマグネットは100円ショップなどで手に入るものを使用しました。今回作った形状のモデルデータも公開したので、気になった人はぜひつくってみてください。

3Dプリンタで出力したマグネット・マッシュルーム

キノコの「傘」部分にマグネットが入るくぼみをつけています

これを有孔ボードに挿していくと……

工具がピタッととまります

便利だし、見た目もいい感じ

うん、いい感じ！