工業用プラコンテナを展示什器に変化させるアルミブロック

Between Blocks

自社製品やサービスを持つ企業は、業界の展示会に出展することが多い。

わずか数日のために、仮設什器を借りたりつくったりと、それなりに費用がかかる。商品やパンフレットなど、荷物の運搬コストも馬鹿にならない。

もし、什器自体がそのまま荷物入れにもなり、輸送ボックスにもなったらどうだろう?

什器が荷物入れならば、荷物入れの確保や什器を包装する必要はなくなる。従来より全体の輸送物量は減ってコスト削減にもなる。展示期間中の荷物置き場に困ることもないる。いいことづくめだ。

そこで、工業用プラコンテナを展示什器に仕立ててしまうアイデアを考えた。

工業用プラコンテナは、元々ものの仕分けや輸送を目的としてつくられているため、荷物入れにも、輸送ボックスにもなる。ならばここに展示什器として成立する工夫を加えればよさそうだ。

今回、株式会社ロフトワークのMTRLチームの展示什器制作で実現させてもらった。(MTRLについてはこちら

アルミアングルという建材がある。長さもいろいろあり、今回は3センチ角程度のものを使い、正方形の木片と合わせてプラコンテナ什器をつくるパーツ制作の素材に活用した。天板には木材を活用した。

今回はMTRL仕様ということで、レーザーカッターで、アルミアングルの面ごとにMTRLのロゴパターンを刻印。組み合わせ次第で、様々なMTRLロゴパターンが表現できる工夫を入れた。

パーツを重ねると、プラコンテナと天板の間にちょっとした隙間がうまれる。それだけで、これまでのプラコンテナの重たい感じが軽快な印象に変わる。什器としての美観性も担保した。

また、隙間をつくると何がよいかというと、ちょっとしたものの出し入れがかんたんにできる。ケーブルなどいらないものを中に収めることもできるし、便利だ。

写真提供:株式会社ロフトワーク

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