岩沢兄弟が家具デザイン担当としてプロジェクトに参加した「かみす防災アリーナ」(茨城県神栖市)が、2019年度グッドデザイン賞(分類:公共の建築・空間)を受賞しました。
「もしも」のときも「いつも」のところへ。新しい防災施設
「かみす防災アリーナ」は、茨城県神栖市にスポーツ・文化を通じて市民の新たな交流の場を生み出し、災害時には1万人収容可能な防災施設です。市民が愛着を持ち、新たな活動拠点として日常的に集い・賑わうことで、災害時の助け合いに繋げることを目指しました。
審査委員コメント
「防災施設はとかく厳めしい様相の施設になりがちであるが、ここでは軽快で美しいものに仕上がっている点がまず評価された。ただし、常時のメンテナンスや軽度の災害からの復旧のことを考えると、大きなガラスの開口部を大面積に用いたデザインなどには心配も残る。とはいえ、地域の人々の注目を集める施設となり、災害時に必ずや地域の人々が思い出し、機能を果たすであろう、存在感は生まれている。」
本プロジェクトは、他分野の専門家やデザイナーが関わって実現しました。詳しくは、グッドデザイン賞の受賞概要、岩沢兄弟のお仕事ページでご覧ください。